バウアーは被本塁打リーグワーストでも問題なし? 球界OBが「当然ホームランは多くなる」と分析した理由は

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高めを攻めるバウアーのピッチングは被本塁打が増えるものの、その分配球の幅が広がっている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 野球ファンのみならず、野球解説者からも熱視線を注がれるDeNAバウアー。5月は月間防御率6.86と苦しんだが、6月は4勝を上げて月間MVPを獲得。今では中4日で先発登板して、投げては毎回100球以上の熱投を見せるなど大車輪の活躍を見せている。

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 本領発揮したバウアーではあるが懸念点も存在する。それはリーグワーストタイの「12」という被本塁打数だ。デビュー戦から6月14日の日本ハム戦まで7試合連続で被弾していたほど。6月25日の阪神戦で初めて0被本塁打を記録して以降は、0被本塁打の試合も増えており、安定感を見せている。それでも1本のホームランで試合が決まるのが野球というスポーツの怖いところ。一刻も早く一発病の克服が求められるのではないか。

 現役時代にヤクルトや巨人などで活躍したアレックス・ラミレス氏は自身のYouTubeチャンネルに“昭和の怪物”の江川卓氏をゲストに招き、バウアーの被本塁打の多さについて語った。まずバウアーがホームランを頻繁に打たれる要因として、江川氏は「バッターに近いところで、カーブとかカットボールというのが多い。そういう投げ方をするので当然ホームランは多くなる」と分析。バウアーは低めではなく、高めを使って勝負するタイプであり、被本塁打が多くなってしまうのはある意味必然だという。

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