「状況は悪化している」散々な投球が続く“最強助っ人”バウアーに米メディアは嘆き「母国復帰の妨げになるのは間違いない」
ここ2戦で苦闘が続いているバウアー。その投球内容に悲観的な声が上がっている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
史上最強の助っ人が不振にあえいでいる。今年3月にDeNAと1年の電撃契約を締結したトレバー・バウアーだ。
1軍初登板となった5月3日の広島戦で7回(98球)を投げて1失点、9奪三振で来日初勝利を飾った21年のサイ・ヤング賞右腕だったが、続く巨人戦では6回を投げて被安打11、被本塁打3、7失点と炎上。仕切り直しと行きたかった16日の広島戦で2回(69球)を投げ、被安打8、7失点とふたたび降板を余儀なくされた。
【動画】散々な7失点KO!バウアーが初回一死二塁から西川に高め直球をホームランとされた場面
内容も散々だ。奪三振の多さで他投手と差をつけるバウアーらしく奪三振率は10.80と上々のスタッツを残しているものの、防御率は8.40、WHIPは1.84。さらに被打率.388、被長打率.701とことごとく捉えられている感が否めない。
21年6月に判明した女性への暴行疑惑で制限リスト入りし、約2年も実戦から遠のいていた影響は少なからずあるだろう。さらに舞台は初挑戦となる日本球界。なおさら適応に苦戦を強いられているのは想像に難くない。
米球界で注目を集めてきた大物だけに、苦戦続きの現状には辛辣な声も上がっている。米老舗誌『Sports Illustrated』の運営する野球専門サイト『SB Nation』は「元サイ・ヤング賞投手の日本での状況は悪化している。現時点での成績は非常に厳しいと言わざるを得ない」とバッサリと切った。