難解マシンに「奇妙だった」ローソンの更迭に支持の声 米識者が角田裕毅の電撃昇格に理解「失うものは何もない」
さらに「何が原因かはわからないが、プレッシャーが大きすぎるのかもしれない」と論じたシュタイナー氏は、角田についても「今のところ調子がいい。最初の頃の彼は混乱していたが、今は自分のやり方をまとめ、速く、安定している」と評価。そして、次のようにも訴えかけている。
「予選はたった3回だけだったが、ローソンは一度もQ1を突破できなかった。かたやもう1人のドライバー（フェルスタッペン）は常にトップ4にいた。これはやっぱり奇妙だ。私は、ユウキがQ3に進出できると信じている。現時点で彼が『来年もレッドブルにいる』と語るのは早いが、良い仕事をすれば、来年もユウキはチームにいるかもしれない。彼にチャンスを与えるべきだ。失うものは何もないはずだ」
角田が新たに乗る今季型車「RB21」は、いわばフェルスタッペンを勝たせることを目的に開発された「ワンオフマシン」。数多のレーサーが苦心してきた中で何よりも安定感が求められるが、声価を高めるは操舵できるか。
奇しくもレッドブルでの初陣となる鈴鹿での日本GPは、角田にとって真価の問われる舞台となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】角田裕毅との電撃交代前にローソンの放った“僕の時代発言”が波紋 母国紙も1週間での立場逆転に皮肉「F1の世界は因果応報」
【関連記事】波紋を呼ぶ電撃人事はなぜ？ 名門レッドブルの重鎮が激白 角田裕毅を緊急昇格させたワケ「ローソンを起用したのは間違い」
【関連記事】今まで冷遇してきたのに…「ツノダの経験が重要になる」とホーナー代表が“まさか”の発言 英放送局も仰天「わずか2戦は異例だ」
1 2
