「新庄劇場」開幕!会見で口にした究極のチーム再建策とは?
どこまでが本気なのか。4日に行われた日本ハム・新庄剛志新監督の就任会見での発言は、全てが規格外だった。世界一のチームにすることを目標に掲げ、試合中のインスタライブ実現への願望を口に。高すぎるハードルというべきか、荒唐無稽に映る野望の多くが、この男が口にするとなぜか実現する気がしてくる。
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その中でも周囲をざわつかせたのは、現役復帰への思いだった。新庄監督は昨年12月、15年ぶりの現役復帰を目指して12球団合同トライアウトに参加。48歳とは思えない肉体とプレーで、見る者全てを驚かせたばかりだった。
「実は今年1年野球の勉強をしながら、体をつくってきた。あと1回トライアウトを受けるチャンスがある。今ちょっと考えています。監督の僕が『あの選手いいやん』と獲ってやろうかなという考えは頭の中にあります。球団と話し合います」
まさかの就任初年度から選手兼任監督としてのプレーまで示唆してみせた。そしてそれが100%冗談に聞こえないほど、昨年の新庄氏は見事なプレーをみせていた。
昨年12月7日、晴天の神宮球場で行われたトライアウト。新庄氏は最後の第4打席に左前適時打を放つなど、3打数1安打1四球の結果を残した。守備では一、二、三塁と本職の中堅と、休みなく動き回り往年とそん色ない動きをみせた。
タイムリーについては「走者いてアドレナリンが出て、ボールがよく見えた。止まってたんじゃないというくらい」という名言まで残した。