【西武】山川穂高の人的補償でレジェンド左腕を獲得か ささやかれる「過去の成功例」とは
チームにとっては過去の成功例もある。18年オフ、正捕手の炭谷銀仁朗がFAで巨人移籍したのに伴い、プロテクト漏れとなっていた内海哲也氏(現巨人一軍投手コーチ)を指名したのが西武だった。当時渡辺久信GMは「野球に取り組む姿勢が素晴らしかった」と獲得の理由を説明。開幕投手を務め、最多勝を獲得するなど、巨人で実績を積んだ生え抜きのドラフト1位左腕をプロテクトしてなかったことも大きな話題となった。
その後、内海氏は西武に移籍し3年間プレー、ファーム投手コーチも務めた。「練習は裏切らない」をモットーとするレジェンド左腕の姿勢に西武の多くの選手も薫陶を受け、意識を高めることに成功させたといわれる。
仮に和田を獲得すれば戦力的にも上積みを図れ、内海氏同様に若手投手陣が中心となっているチームにとっては有形無形の財産となりそうだ。
リーグ5位から覇権奪回を目指すチームにとっても心強い補強となることは間違いない。
レジェンド左腕の加入でチームにどんな化学反応をもたらすか、今後の推移も注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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