「王者の威信を汚した」元UFC王者に苦闘のフューリーを英紙が酷評! 物議の判定には「運命は守られていた」と嘆き
「最終2ラウンドを見守った観客のほとんどが困惑しているように見えた。それほどにフューリーはボロボロなように映っていた。疲れも影響していたのか、彼はペースを握ろうともしなかった。まるで、ジャッジが自分に有利なジャッジを下すと信じているかのように」
そして、同紙は判定について「フューリーの運命は守られていた」と指摘。そして、次のように続けた。
「ボクシングが、いまだ崇高かつ高揚感のあるスポーツであるという考えに固執する純粋主義者やロマンチストたちにとって、この戦いは心を汚されるものとなった。ウシクはフューリーの苦闘を見ながら、大きな励ましを得たことだろう。しかし、リヤドとボクシングに暗い影が差すなか、この一大サーカスがいつ戻ってくるかは不透明だ」
来る12月23日に予定されているWBAスーパー、IBF、WBO世界同級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)との4団体統一戦に向け、フューリーに残された時間はあまり多くはない。稀代のタフガイとして知られる35歳だが、リカバリーは間に合うだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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