「史上最大の汚職だ」“現役王者”フューリーの異種格闘技戦の苦闘に母国で批判止まず「何のプラスにもならなかった」
また、元WBC世界スーパーミドル級王者のカール・フローチ(英国)は、英スポーツ専門ラジオ局『talk SPORT』の番組内で「多くのラウンドが接戦ではあった」と前置きしたうえで「ガヌーが勝つべきだった。俺が思うにこれは史上最高レベルの汚職だ」と強調。母国の英雄に厳しい言葉を投げかけている。
「わざわざサウジアラビアまで遠征し、大金を手にしたフューリーは、ウシク戦にすべての照準を向けていたはずだ。でも、フューリーがリングから降りたとき、彼の左目は腫れ上がり、開けられないように見えた。必ずしも外傷が試合を物語るわけではないが、この試合に限って言えば、どちらが優勢かを表すものだった。
もうフューリーのレガシーなんてボロボロだ。あいつは金を稼ぎたいだけだろう。このガヌー戦は何のプラスにもならなかった。あの状態で12月23日にウシクと戦うつもりなのか? あれだけの損失を背負って戦えるのか? 間違いなくボクシング界、とくにヘビー級戦線にとって良くない試合だった」
来る12月23日に予定されているWBAスーパー、IBF、WBO世界同級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)との4団体統一戦が予定されているフューリー。逆風が吹きすさぶなかで、ノンタイトルマッチでつけられた汚名を返上できるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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