「チームに活気を与えている」プロ初猛打賞の前川右京に球界OBも賛辞!3番起用継続も予想
佐藤氏は3番起用について「今の成績だったら(打順を)替える必要は無い。6・7番ではなく3番でしっかり仕事ができている。やっぱり打撃センスがすごいと思う」と述べており、引き続き中軸での活躍を見込んでいる。
スイングに関しても「バットコントロールが良い。じっくりボールをみて、自分の打ちたいボールを打っている」と分析しながら、この日の6回裏、第3打席の内容に言及。6回よりマウンドに上った中日の左腕・福敬登が投じた外へのスライダーに食らいつき身体を沈めながらはじき返したバッティングに「あれだけ体勢が崩れても芯に当てていた」と絶賛。その上で左投手から安打を打ったことで「左ピッチャーが先発でも(スタメンで)出られるかな」とレギュラー定着もあり得ると見通している。
加えて佐藤氏は「前川君が出るとチームに活気が出る感じに見えるし、そういう働きも出来ている」として、チームへの影響についての印象も語っていた。
開幕から打線に名を連ねた主力打者が軒並み、不振に喘いでいる中、本拠地で背番号58が眩い輝きを放った。チームをふたたび上昇気流に乗せるべく、プロ2年目の若武者が阪神ナインを牽引する役割を担っていく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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