U18日韓対決で痛い敗北、目立った「不慣れな守備」の要因となった編成とは?
韓国・機張で行われているU18(18歳以下)ワールドカップで6日、「日韓対決」が行われました。
政治的な両国間の関係悪化もあって注目されていましたが、結果は日本の逆転サヨナラ負け。延長10回に2点をリードしながら、その裏に3点を返されて天国から地獄へと落とされた日本の選手たちは、悔し泣きしている子もたくさんいました。
終始、嫌な流れ…
先発投手は大船渡の163キロ右腕・佐々木朗希くん。世界デビュー戦でしたが、また右手指に血マメができて1回降板。任されるはずだった長いイニングを投げられず、いやーな流れで試合が進んだと思ったら、守備陣が送球エラーを連発。「接戦はミスしたほうが負ける」とはよく言われますが、終始リードしていた日本は送球ミスがことごとく失点に絡んで敗れました。
敗因がはっきりしているにもかかわらず、胸のつっかえがとれないのは、なぜでしょう。大会を通して、選手起用や采配に「あれ?」と首をかしげるような場面が多かったからです。とくに目立つのは「不慣れな守備」です。
韓国戦の4回ノーアウト一塁の場面で、日本の創志学園・西投手は相手バントミスのフライをわざと落とし、ランナーが戻っているので併殺プレーを狙って一塁に投げました。ところがファーストは一塁ベースを踏んだ後に、ベース上にいた走者にタッチしてセーフ。ランナーにタッチしてからベースを踏めば、併殺打となるはずでした。
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