指揮官の熱意が実現させた遠藤航のリバプール電撃加入! クロップが「方針から逸脱するよう説得」した舞台裏とは
一方でファビーニョ、ジョーダン・ヘンダーソン、ジェームズ・ミルナー、ナビ・ケイタらが退団。さらに大枚を叩いて加えようとしたモイセス・カイセドとロメオ・ラビアとの交渉も難航。いずれもチェルシーに出し抜かれてしまっていた。
そうした状況下での遠藤獲得は、クラブにとって“プランB”だったと言える。事実、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は「カイセドとラビアがチェルシーに移籍した後で、エンドウはアンフィールドに来ると期待していた選手ではなかった」と指摘。今回の契約の背景を記している。
「クロップ監督はエンドウを信頼し、フェンウェイ・スポーツ・グループ(オーナー)に通常の移籍方針から逸脱するよう説得させた。そして指揮官はサポーターたちも日本人の新戦力を『気に入る』と確信している」
「エンドウは守備的MFの補強を模索していたなかで常に選択肢の一つではあった。決して、移籍市場においてオーナー陣の好むアプローチではなかったが、それを貫くのは難しい可能性の方が高まっていたために実現した」
遠藤について「私は元選手たちから何件もエンドウについてのメッセージをもらった。彼はドイツでとても高く評価されている」と熱弁を振るったクロップ監督。そんな熱き思いに30歳の日本人は応えられるか。サッカーの母国で始まる新たな挑戦は大きな注目を集めている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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