野球指導から暴力が消えない理由　「負の遺産」から脱却を

　現役時代に殴られて育てられた選手が指導者になり、また殴って育てる。そんな負のサイクルも徐々に少なくなり、ほぼ絶滅危惧種となってきました。前述の記者は語気を強めます。

「路上で人を殴れば犯罪です。それが学校の敷地内なら黙認される理由なんて、どこにもない。そもそも『体罰』という言葉には、『殴られる方にも非がある』というニュアンスが含まれていて、おかしい。『暴行』『傷害』とハッキリ明記すべきです」

　熱血教師が愛のムチで生徒たちを殴る、ＴＢＳのかつての人気ドラマ「スクール☆ウォーズ」がコンプライアンス的に放送禁止になる日も、近いかもしれません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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