「器用すぎると・・・」巨人の新55番、秋広優人がブレークできない理由を巨人コーチが徹底解説

タグ: , , , , , , , 2023/2/9

 また大久保コーチは、ソフトバンクとの練習試合のワンシーンも問題視。3点ビハインドの場面、ヒットで出塁した秋広はエンドランのサインと間違えて盗塁してしまうシーンがあった。ここで厳しい目を向けられたのは3点負けていて、ランナーをためたい場面でエンドランというリスクのあるサインが出ないのでは?と疑えなかったことだと大久保氏は話す。

 このシーンは、後日、原辰徳監督も「なぜ、タイムをかけない?」と状況判断の大切さを直接、秋広に伝えている。レギュラーになるためには、多くの情報を見て、適切に状況判断することが大切。また、間違いと感じられるようなシチュエーションであるならば、1回立ち止まって首脳陣にもただすことが必要だというのだ。

 まだまだ物足りない部分があるという評価ながら、「そういう意味でいうと育てがいがある」と大久保コーチ。オフは中田翔内野手(33)の自主トレに昨年に引き続き参加し、1日12合を食べ、7キロ増量。さらにはキャンプに五厘刈りで登場するなど気合十分な姿を見せた。

 今キャンプでは、守備練習でも、三塁守備にもトライするなど、首脳陣としても「新55番」を何とか独り立ちさせたい意向が感じられる。果たして周囲の期待に応えられるか。今後本格化する実戦の場でどんどんアピールしたいところだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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