「殺す気で行った」YA-MAN戦後に朝倉未来が繰り返した「引退」の二文字 “路上の伝説”はこのまま終わるのか
以前から「引退」の二文字は口にしていた。自身のパフォーマンスに納得がいかない部分があったのだろう。それだけに「殺す気で行く」と腹をくくって臨んだ今回の勝負を受け、自身のYouTubeチャンネルを更新した朝倉は、「ちょっとまだ自分の記憶が戻ってなくて、何者なのかなって。ちょっとずつ思い出してきたところなんですけど、客観的に見て引退ですよね。これで。そうじゃない?」と吐露。そして、こうも語っている。
「要するに、今記憶がないからさ、いつもの自分じゃなくて、客観的に見たワケ。まぁでも終わりですね。格闘家として、寝技ですぐやられて、次打撃でやられたわけでしょ。YA-MANに。YA-MANに負けたんすか?」
試合の記憶を少しずつ思い出しながら「中途半端っすね。試合中の記憶もないけど……なんかね客観的に見て、明らかに中途半端」と強調した朝倉は、「今回の試合ってRIZINじゃないでしょ? RIZINでお世話になったし、RIZINで試合した方がいいかな?」と繰り返し、「まぁでも、オレは引退します。これは変わらないから。RIZINという舞台で人生変わったし、アウトサイダーでも人生変わったし。それも含めて、Breaking Downとか、格闘技の良さとかは今後も伝える手助け見たいのはしたいけど、自分自身は引退ですね」と続けた。
何度も、何度も、繰り返し強調した「引退」。近年の日本格闘界を盛り上げてきたカリスマは、「中途半端」なままリングから姿を消すのだろうか。
もがく31歳を見てみたい気もしてしまう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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