「違法じゃないのか」ヤンキースの1試合9発は“改造バット”の成果 芯が膨らむ形状に賛否両論「懐疑的になっている」

ミサイルのように先端部分が膨らむ特殊形状のバットを使用したヤンキースのボルピ。(C)Getty Images
次々と打球はスタンドに放り込まれた。その数は衝撃の9発。現地時間3月27日に行われたブリュワーズ戦で、ヤンキース打線が容赦なく火を噴いた。
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文字通りの一発攻勢で20-9と大勝した一戦は初回に先頭打者のポール・ゴールドシュミットから3者連続初球本塁打という史上初の展開で幕が開ける。これで完全に目が覚めたヤンキース打線は、その後も本塁打を量産。気づけば、計9発を放ってブリュワーズ投手陣を圧倒した。
球団記録となる1試合9発も叩き込んだ試合にあって、一部で疑問視もされているのは、数人の選手が使用したバットの形状だ。2回に3ラン本塁打を放ったアンソニー・ボルピや、3回にソロ本塁打を叩き込んだジャズ・チゾムJr.のバットは通常よりも芯の部分が膨らみ、明らかに手が加えられていた。
この“改造バット”は、ヤンキースが分析データを基にして作成した特注。米ニューヨーク州地元局『YES Network』の実況を務めたマイケル・ケイ氏によれば、球団分析官のアーロン・リーンハート氏がボルピの打撃を研究。その中で「ほぼ全球を(バットの)ラベル部分で打っていた」と判明。バレル率を高めるべく「多くの木材を芯よりやや下にあるラベル部分に集め、最も硬い部分で打てるようにした」という。