貴乃花だけでない 若乃花、曙、朝青龍…相撲界を去った名横綱たち
大相撲の貴乃花親方(元65代横綱、本名・花田光司)が都内で記者会見し、日本相撲協会に退職届を提出したことを明らかにした。貴乃花親方は弟子の貴ノ岩が元横綱日馬富士に暴行を受けた件で、告発内容を協会から事実無根と認めるよう迫られていたと説明。「事実無根であると認めることができなかった。真実を曲げることはできません」と退職理由を語った。
貴乃花親方の意志は固く、相撲界と決別する可能性もある。実は名横綱と呼ばれた力士たちが現役引退後に相撲界を離れるケースは珍しくない。若乃花、曙、朝青龍…時代を代表する力士たちの引退後の人生は波乱万丈だ。
・若乃花 勝(第66代横綱)通算成績:573勝286敗124休 勝率.667
本名は花田勝。現役時代は天性の勝負勘と強靭で巧みな足さばきから多彩な技を繰り出し、技能派の名力士として知られた。弟の貴乃花とともに史上初の兄弟横綱として活躍するなど、「若貴フィーバー」で一大ブームを巻き起こす。年寄藤島を襲名したが、引退相撲を終えて間もない00年12月18日に日本相撲協会を退職。その後はタレントに転身。スポーツキャスターや飲食店をプロデュースする実業家として活動する。11年に風水建築デザイナー直居由美里の助言で芸名を「花田虎上」(はなだまさる)に改名した。
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