沢村賞に続く、CY賞受賞も期待したくなる「1.23」 “覚醒”した山本由伸に太鼓判を押せる名投手の言葉「打つのは無理だ」
「92マイルのスプリットやカッター、カーブもしっかりと織り交ぜていた。しかもほとんどのボールが四隅を突いていた。あの6イニングは文句がつけようがないほど完璧だ。ああいうどうしようもない時はえてしてあるんだけど、このヤマモトはそういう投球をした。
伸びのある速球に、スプリットはメジャートップクラス。どれだけ粘ってもミスを一切犯さないから押し切られてしまう。あれぐらいキレと制球とともに完璧なボールを投げ分けられたら、選手全員がオールスター級の打線でも打つのは無理だ。実際、カブスは大きなダメージも与えられなかった」
過去に沢村賞とサイ・ヤング賞を手にした投手は、世界広しと言えども、一人もいない。そんな“金字塔”を山本ならやってのけてしまう可能性は大いにある。無論、レギュラーシーズンはまだ始まったばかりだが、強力カブス打線をねじ伏せた投球は、偉業を期待せずにはいられなくなるものだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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