日本で“敵なし”の山本由伸に集まる熱視線 高騰する契約金は2億ドル超え必至「今年のヤマモトは限りなく完璧に近い」
日本で異彩を放つ山本。その契約の行方は米メディアでも注目が集まっている(C)Getty Images
日米両球界のレギュラーシーズンが佳境を迎えるなか、いよいよ日本球界が誇る怪腕の去就が忙しなくなっている。オリックスの山本由伸だ。
現在25歳の右腕は“野球の本場”からも熱視線を向けられている。9月9日のロッテ戦で2年連続2度目のノーヒットノーランをやってのけた。そんな山本の快投を多くのメジャーリーグ関係者も現地で視察。ヤンキースにいたっては、ブライアン・キャッシュマンGMが来日。異例の直接チェックを行い、小さくない話題となった。
【動画】ヤンキースGMに見せつけたノーヒッター! 山本由伸の衝撃投球をチェック
今季も3年連続の2桁勝利(14勝5敗)を達成した山本。防御率(1.26)、WHIP(0.88)、QS率(90.00%)といずれもリーグトップクラスのハイアベレージを記録。前人未到となる3年連続の投手5冠も十分に狙える。
日本球界では敵なしと言っていい。ゆえに米メディアでは、今オフに予想されるポスティングによるメジャー移籍の行方が白熱している。米大手経済紙『Forbes』は「ヨシノブ・ヤマモトがMLBの次の大規模な入札合戦に」と銘打ったレポートを掲載。「今オフのFA市場におけるトップ水準の投手は、まだMLBで1球も投げていない。日本人のヤマモトを巡り、リーグの垣根を飛び越え、熾烈な入札合戦を繰り広げられるのは間違いない」と断言した。
2017年のプロ入り以来、日進月歩で進化を続けてきた。そんな25歳のポテンシャルを「とくに今年は限りなく完璧に近いパフォーマンスを見せている」と評する同紙は、「彼の伝説は大きくなるばかりで、価格も高騰している」と指摘。うなぎ上りとされる具体的な入札額も予想している。