「ちょっと残念。キャッチャーの考えが読みきれない」日本一の投手コーチ、佐藤義則氏が語る阪神バッテリーの「課題」とは
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21日に行われた広島対阪神の試合について、現役時代、阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得し、引退後もダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、自身でおこなっているYouTubeチャンネル「佐藤義則チャンネル」で語った。
【動画】2022年6月21日【 阪神 vs 広島 】 佐藤義則氏のワンポイント解説
広島・マツダスタジアムで行われた一戦は、先発した阪神・西勇輝が5回7安打5失点と今季ワーストタイの内容とピリッとせず、3-5で阪神は敗れた。
この試合について佐藤氏は「相性の問題もあるのか、今年は(阪神が広島に)勝ててないというところに西君の5回の4失点も見えた」
「(初回は)悪くはなかったけどマクブルームに対して、高めの球をタイムリーにされた。この1点は問題ないかなと思っていた。2,3,4回は西君のピッチングが素晴らしく、リズムに乗ってきたかなという感じ」
と、初回に失点はしたものの4回までの西のピッチングに対しては好印象を持ったと語った。しかし、そんな西が崩れたのは5回だった。一死から2本のヒットで二死二、三塁のピンチを迎えると1番野間、2番宇草、3番菊池涼に3連続適時打を許し、4失点を喫した。
この回の西の投球について佐藤氏は、
「4回までのピッチングからは、こんな風になる感じはなかったんで、ちょっと残念な感じでしたけど。広島のバッターが上手く打っていた。特に左バッターが逆方向に上手く打てていた。これが西勇攻略の1番の見本のようなバッティング」
と、広島のバッター陣の逆方向へのバッティングを称賛した。一方、阪神バッテリーの配球については納得いかない様子だった。