「巨人に対しては〇〇だけでも通用した」守護神転向もささやかれる阪神・ケラーの状態を日本一の投手コーチ, 佐藤義則氏が語る
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13日に行われた阪神対巨人の試合について、現役時代、阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得し、引退後も阪神、日本ハム、楽天などで投手コーチを歴任、ダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、自身でおこなっているYouTubeチャンネル「佐藤義則チャンネル」で語った。
【動画】完封の3倍返しだ! / 2022年7月13日【 #阪神 vs #巨人 】 #佐藤義則 のワンポイント解説
7月13日に甲子園球場で行われた、阪神対巨人の試合は13-0で阪神が勝利をおさめた。
初回に近本の中前適時打で先制すると、佐藤輝、マルテも続き一挙に3点を先取。さらに2回にもマルテに適時打が飛び出し6-0。3回にも中野の左前適時打で7-0と突き放した阪神。試合後半になってもその勢いは衰えることなく、巨人の4失策も追い風となり13得点と大量得点となった。投げては阪神・西勇が8回を4安打無失点に抑える、124球の熱投で6勝目を挙げた。
「今日の1番は初回の近本君が出た後、佐藤輝明君の内野安打の間に3塁まで行けたっていうのが3点入った要因のベストかなと思います」
と、佐藤氏は、大量得点のきっかけとなった初回の近本の好走塁を評価し、足を絡めて点を取るという攻撃の仕方が出来たことに良さを感じたと試合を振り返った。
さらに先発し、8回を無失点に抑えた西勇のピッチングについて佐藤氏は、
「ボールも低かったし、丁寧に投げていた気がする。点差もあったし、長打を警戒して、低めに投げられていて、スピードよりも高さで頑張って空振りを取ったりしてたかなというふうにも見えた」と随所に工夫が見られたとたたえた。
「今日は7点あったし、西くんくらいのコントロールがあれば、全然問題なく、余裕を持って投げられてた」
と、味方の大量援護もあり、西勇の良さが前面に出ていたピッチングだったと称賛し、完封もできただろうと分析した。