「DeNA打線は攻め方が徹底していた」日本一の投手コーチ 佐藤義則氏が指摘した阪神・青柳の「勝ちきれない理由」とは
(C)CoCoKARAnext
20日に行われた阪神・DeNA戦(甲子園)について、現役時代、阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得し、引退後も阪神、日本ハム、楽天などで投手コーチを歴任、ダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、自身でおこなっているYouTubeチャンネル「佐藤義則チャンネル」で語った。
【動画】納得いかないよ /【阪神 vs DeNA】9月20日 佐藤義則 のワンポイント解説
阪神にとっては目指すCS進出に向け、負けられない一戦。マウンドに上がったのは現在巨人・戸郷と並び、リーグトップの12勝をあげる青柳だった。
この日の青柳は初回2死から佐野に左中間へ先制ソロを被弾したが、それ以降は粘りの投球を続けていく。
三回一死満塁のピンチを迎えるも佐野に対し、投ゴロで自らの送球で本塁をアウトにすると、続く牧は三ゴロに打ち取り、この回の危機は乗り切った。
しかし、6回に先頭の神里に四球、続く佐野に中前打で無死一、二塁のピンチを招くと、相手4番・牧に左前適時打を打たれ、勝ち越しを許した。この場面で2番手の岩貞に交代となった。
6回途中を4安打2失点で降板。これで8月2日の巨人戦を最後に、7試合連続で白星なしとシーズン終盤にきて苦しんでいる。
そしてこの日の青柳のピッチングに関して佐藤氏は「ボール自体は悪くなかった」としながら、DeNA打線のチームとしての青柳攻略が徹底していたと語る。
「とにかく低めに手を出さない。それが徹底していた」