「今年1番良くなかった」2回途中ノックアウトの阪神・伊藤将の敗因を日本一の投手コーチ 佐藤義則氏が分析

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 21日に行われた阪神広島の試合について、現役時代、阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得し、引退後も阪神、日本ハム、楽天などで投手コーチを歴任、ダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、自身でおこなっているYouTubeチャンネル「佐藤義則チャンネル」で語った。

【動画】糸井嘉男選手 お疲れ様でした / 9月21日【阪神 vs 広島】佐藤義則 のワンポイント解説






 9月21日に甲子園球場で行われた、阪神対広島の試合は4-10で阪神が敗れた。

 この日の阪神は初回からいきなり2点を先制したものの、直後の2回に先発・伊藤将が坂倉にソロ、小園に2ランを打たれるなど乱調。一死満塁とした場面で降板した。それでも阪神は梅野の本塁打などで同点に追いつくと、その後はリリーフ陣が踏ん張り、スコアボードに0を並べた。9回で決着はつかず、勝負は延長戦に。迎えた11回、阪神は7番手の岩貞が広島打線につかまった。上本、菊池涼、西川に3連打を浴びるなど6失点。4-10で敗れる結果となり、これで阪神は4位の広島に1ゲーム差の5位に転落した。

 すべては先発投手が2回でノックアウトされるという早期降板が招いた結果とあって、佐藤氏はこの日の伊藤将のピッチングに厳しい目を向けた。

「今日は伊藤も(相手先発の)森下も調子は良くなかった。その中でも伊藤はスライダー、カットボールなど変化球がすべて高かった。ホームランを打たれたのもそう、フォアボールも出して、今年1番良くなかった」

 と振り返り、3四球を与え、2つの本塁打を与えてしまった伊藤将の制球難を指摘。2回に広島・小園に2ランを許した場面についても、

「カットボールが高めにいってしまったもの。何で良くないボールを投げさせているのか」

 と序盤から高めに浮いていた変化球をあの場面で選択したバッテリーにも、疑問の目を向けた。

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