「〇〇まで考えてたら失敗する」日本一の投手コーチ 佐藤義則氏が考える「阪神がCS勝ち上がりの条件」とは!?
(C)CoCoKARAnext
2日に行われた阪神対ヤクルトの試合について、現役時代、阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得し、引退後も阪神、日本ハム、楽天などで投手コーチを歴任、ダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、自身でおこなっているYouTubeチャンネル「佐藤義則チャンネル」で語った。
【動画】ヨシ山大噴火 / 10月2日【阪神 vs ヤクルト】佐藤義則 のワンポイント解説
10月2日に甲子園球場で行われた、阪神対ヤクルトの試合は3-3で引き分けに終わった。
阪神にとってレギュラーシーズン最終戦となったこの試合は、6回に阪神が先制するも9回の表にヤクルトの宮本、古賀の適時打などで3点を失い、逆転を許す展開に。それでも阪神は9回裏、守護神のマクガフから3番・梅野と代打・榮枝の適時打で同点に追いつく。その後、延長戦にもつれるも両軍得点できず、引き分け。阪神はベンチ入り26人全員を起用し、全員野球で臨んだものの勝ち切る事ができなかった。
この日ヤクルトは村上、山田をベンチに下げ、阪神も早いイニングで次々に投手交代をするなど、CS(クライマックスシリーズ)を見据えて調整のような試合だったと振り返ったうえで佐藤氏は、
「(投手陣は)8回まではみんなそれなりの仕事をして、中継ぎ陣も素晴らしい内容だった」
と投手陣を評価しながらも、1-0とリードした9回に登板し、逆転を許してしまったケラーについては、
「これからCSに向けてどこで使っていくのかなと疑問になるような投球内容だったのが残念だった」
と、CSファーストステージで2位のDeNAと戦うこの先の短期決戦に向けて不安が残る形となったと語った。