韓国の先発投手が崩れた理由は?日本一の投手コーチが”投手心理”に言及「8、9番への四球は致命的」「3点取って守りに入った」【侍ジャパン】
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3月10日に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第2戦。今大会初勝利を目指した韓国だったが、「宿敵」日本の前に4-13と大敗を喫することとなった。3回には先発のダルビッシュ有(36)をとらえ3点を先制するも、その裏に逆転を許し、中盤以降も日本打線に大量点を奪われ大差で敗れた。
日本戦の先発マウンドに立ったのは、「日本キラー」とも言われるキム・グァンヒョン(34)。初回から二回まで5三振を奪う投球で絶好調だったが、3点の援護を受けた3回から急変し、この回の途中でマウンドを降りた。
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突如崩れた理由は何だったのか。日本一の投手コーチと言われる佐藤義則氏が見解を語った。
佐藤氏は「(韓国に)3点が入ったことによって、ちょっと守りに入ってしまった印象。8、9番にフォアボールを出したことが致命的で、上位打線に回ってきたのが4点取られる結果になった」と突然の乱調の原因を解説し、「ピッチャーにしたらよくある展開。点を取ったらピッチングが変わることがある。あれが0-0だったら、1、2回のようなピッチングができたかなと思う」と話した。3回表の韓国は8番打者のヤン・ウィジ(35)がダルビッシュ有から2ランを放つなど3点を先制したが、佐藤氏はこの得点がキム・グァンヒョンの投球に影響を及ぼしたと見解を語った。