「やっぱり左足だね」自己ワースト6連敗中の楽天・田中将大の「課題」を日本一の投手コーチ、佐藤義則氏が語る【前編】
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田中を苦しめるこの症状は、メジャー時代にも見られた課題だったという。
「やっぱり左足だね。すごく(地面に)つくのが早いような気がする。自分の教えは、もうちょっとバッターに対して、横向きの時間を長く取って、バッターに早く正面を向かないようにして投げると、右手が早く出てこない。それが理想だと思ってるんで、もうちょっと横向きの時間を長くイメージしてくれれば」
「彼も日本で調子悪い時は自分の背中の後ろにトレーナーを立たせたり、(体が)開かないようにそういう練習もしてたのもあるので、今はやってるかどうかは知らないけど。
後ろに立っているトレーナーに当たんないように、キャッチャーの方に出ていくと、また違った膝と腰の回転が出てくるので、もうちょっとスピードも戻るんじゃないかなっていうふうに、自分なりには思ってはいるんだけどね」
と、田中と二人三脚で日本一を掴んだ頃を思い出しながら、具体的な練習方法についてもアドバイスを送った。
明日の後編では佐藤氏が田中の現在の投球についてさらに深く掘り下げて分析、「改善点」についても語る。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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