レジェンド投手に聞いてみた!佐藤義則が最も「対戦したくない現役打者」は?ヤクルト村上でも、巨人の岡本でもなく・・・
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現役時代に阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得。引退後は阪神、日本ハム、楽天などで投手コーチを歴任し、ダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、「現役の選手の中で最も対戦したくない打者」について語った。
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佐藤氏の見立てでは、「今のNPBの現役野手は良いバッターがたくさんいますが、何かしら穴がある選手が多い」という。2日の中日戦でプロ野球史上初となる5打席連続本塁打を放ち、王貞治氏らの記録を抜いたヤクルトの村上宗隆についても「ホームランをたくさん打っていますが、やはりインコースの速いストレートに弱い部分があるかなと感じる」と述べ、セ・リーグで2位となる22本塁打(9日現在)を放っている巨人の主砲、岡本和真については「2年間本塁打王を獲っていますが、三振が多く、やはり穴が多いですね」と分析。ホームランバッターには何かしらの“穴”があることを指摘した。
現役時代に対戦して嫌だと感じていた打者については、「もちろんホームランバッターも嫌です。間違ったところに投げたら一発になる怖さがありますからね。ただ、私はコンスタントにヒットを打ってくるような打者の方が嫌ですね」とし、その上で「現役選手の中で最も対戦したくない打者」に佐藤氏は「オリックスの吉田正尚かな」と日本が誇るアベレージヒッターの名前を挙げた。
佐藤氏は吉田について「ホームランも打てるし、打率も高い、新人の頃には多かった三振も現在では少ない」と打者としての総合力の高さを評価し、特に「バットに当てる能力がとても高い。他のバッターに比べると穴が少ない。技術力の高さは現在の日本の打者でナンバーワンじゃないですか」と語った。
今シーズンの吉田は故障もあり80試合の出場にとどまっているが、打率は.314(9日現在)と高い数字を残す。そのバットコントロールは名投手も高く評価しているようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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