「ヒット数より四球の方が多かった」侍ジャパン、中国戦で残った”課題”を佐藤義則氏が検証「配球も気になった」【WBC】
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侍ジャパンがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の初戦で中国を下し、幸先の良いスタートを切った。打っては大谷翔平(28)の2点タイムリーなど8点を奪い、投げても相手をソロホームランの1点に抑えた。ただ、スコア以上に手こずった印象も残る今回の一戦を、球界OBはどう見ているのか。ダルビッシュ有(36)や田中将大(34)を育て、日本一の投手コーチと称された佐藤義則氏は、初戦の勝利を喜びつつ、いくつかの”注文”も付けた。
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打線では、「最後には甲斐が打って大量点を取ったけど、それまではやっぱり毎回フォアボールでランナーが出ているのに、あと1本が出なかった」と”つながり”のなさが気になったという。
実際に中国は、7回以外はすべての回で四球を出しており、その数は実に15個。「結果的にヒットの数(9)より、四球(15)の方が多かったからね。相手のピッチャーが速い球を投げてきた訳でもないし、もうちょっと打ててもよかった。これだけ日本トップのバッターが揃っていて、相手がフォアボールを出してくれているのに、4回まで3点しかとれなかったのは寂しかった」と佐藤氏が言う通り、チャンスを活かせなかったのは反省材料だ。
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