ダルビッシュ有が3回3失点を食らった要因は?“教え子”の投球に日本一の投手コーチが言及「コントロールにばらつきがあった」
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3月10日に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第2戦。世界一奪回を目指す侍ジャパンは韓国と対戦。3回表に韓国代表に3点の先制を許したものの、その裏の攻撃では、ラーズ・ヌートバー(25)、近藤健介(29)の連続タイムリーで2点を奪い返すと、吉田正尚(29)がセンターへ放った2点タイムリーで逆転に成功した。侍ジャパンはその後も追加点を奪い、13安打13得点で韓国に大勝した。
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この試合で侍ジャパンの先発マウンドに立ったのは、ダルビッシュ有(36)。2回までは韓国打線を無失点に抑える好投を見せていたが、3回に8番打者のヤン・ウィジ(35)に2ランを浴びるなど、3失点を献上。後続を抑え、この回でマウンドを降りた。この日のダルビッシュは勝利投手になったものの、3回3安打3失点の内容だった。
韓国戦に登板したダルビッシュの投球を”日本一の投手コーチ”はどう見たのか。現役時代に最多勝や最優秀防御率など数々のタイトルを獲得し、引退後はダルビッシュや田中将大(34)らを育てた佐藤義則氏が見解を語った。
先制を許した3回の投球について佐藤氏は「ちょっとボールが高かったかな。力んだところがあったかもしれないし、打たれたのはスライダーだったけど、少し甘くなったボールを韓国の打者が上手く打った。あの回だけなんだけどね。スライダーが曲がってくるタイミングを上手くとらえられていたよね」と話した。