魂のスラッガー筒香嘉智 日本球界復帰秒読みで注目される「常勝軍団」「ダークホース」とは

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 そして巨人の動きも注目される。外野をめぐっては右翼を予定していたルーグネッド・オドーアが開幕直前に二軍調整を拒否して電撃退団という事態もあったばかり。開幕からここまでは3勝5敗の借金2と決定力不足に悩まされている側面はあり、獲得に動く理由は十分。さらに巨人とは阿部慎之助監督との関係性も注目される。筒香がDeNAに在籍時代、左の強打者として憧れ、阿部新監督を手本にしてきたことは知られている。過去には打撃論などで交流を深めてきたとあって、筒香の気持ちに訴えかける面はありそうだ。

 さらに打撃強化を求めている球団としては開幕早々助っ人外国人選手2人が離脱した広島にもある。昨オフには主力の西川龍馬がFAでオリックスに移籍。さらに攻撃の軸として期待されたマット・レイノルズは左肩痛、ジェイク・シャイナーも右手中指剥離骨折で離脱と期待していた戦力が早々とあてが外れる結果となり、逆にポジションも空いている。

 チームでは侍ジャパンにも選出された田村俊介など若きロマン砲も在籍するが、左の大砲が打線に加わることで厚みが増すのは間違いない。広島ではかつてメジャー帰りとなった秋山翔吾を口説き落とした例もある。

 日米通算223本塁打、かつては侍ジャパンの4番も務めるなど実績十分のスラッガー。アマチュア球界に対しても独自の視点からたびたび提言を行い、自身で球場を建設するなど高い視座を持って野球振興を進めていることも評価されている。魂のスラッガーが果たして新天地に選ぶのはどの球団となるのか。

 今後も去就が注目を集めそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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