Bリーグシーホース三河の西田優大が語る「切り替えの大事さ」。東海大伝統の「24時間ルール」って何だ?
写真提供:シーホース三河
2021ー22シーズンのBリーグ新人賞に輝いた、今後の日本男子バスケットボール界を担う期待の若手。西田優大は、日本代表でもFIBAバスケワールドカップ2023予選全試合出場と頭角を表している。そんなシーホース三河のエースに、「モチベーションの保ち方」や「気持ちの切り替え方」について聞いた。
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常にファンの期待を背負ってプレーするバスケットボール選手にとって、モチベーションとは一体どんなものなのか。西田は「モチベーションを保つというより、自分のやるべきことにしっかりフォーカスするのが一番。周りのことを気にせず、我慢して自分のやるべきことを続けていくこと」と、外的要因の影響を最小限に留め、己のタスクに集中することでモチベーションを高めて来たという。
プレッシャーへの対処法も同じで、基本的には「自分の事に集中する」タイプの西田は、これまでも様々な場面を、自分のプレーに集中して乗り越えてきた。しかし、昨シーズン終盤のCS進出がかかった数試合では、重圧に押しつぶされそうになったこともあったそうだ。
「自分でどう説明したらいいのか難しいんですけど、シーズン最後の方はずっとCS進出がかかっている試合だったので、本当に毎試合毎試合が自分も感じたことないぐらいにプレッシャーでした。でも、それは自分一人で抱え込んじゃうと絶対きつい。チームメイトがいたから乗り越えられたのかなと思ってます。経験を積んできてる選手たちが、よく声をかけてくれてたので、そこは本当に自分も助けられました」
経験豊富なチームメイトの助けも得てプレッシャーに立ち向かった西田は、それでも「目の前のことに必死」だったという。結局、CS進出には届かなかったものの、「最後の試合で次に行けるか行けないかが決まるっていうのは、なかなか経験できない。エースとはまた違う緊張感というか、そういうのを経験できたことはすごい大きいかなって思います」と精神的にひと皮むけたようだ。