ダルビッシュ有が『通算1919奪三振』で日本人新記録を樹立 “野茂英雄超え”に米メディアから称賛の嵐「歴史を作った!」
9勝目とはならなかったものの、ダルビッシュは偉大な記録を打ち立てた(C)Getty Images
8月14日(日本時間15日)、パドレスのダルビッシュ有が本拠地で行われたオリオールズ戦に先発登板。7回81球を投げて4失点で今季8敗目を喫した。今季9勝目とはならなかったが、この試合では6奪三振を記録し、メジャー通算1919奪三振で日本人最多記録を更新した。
【動画】「歴史を作った!」野茂英雄氏が見守る中、ダルビッシュ有が通算1919奪三振を達成
初回はオリオールズの上位打線を3者凡退に抑え好発進を見せたが、2回に相手4番打者のライアン・オハーンに内角のスライダーを捉えられ、先制のソロ本塁打を浴びた。3回、4回は無失点に抑えたものの、5回に1死満塁のピンチを招くと、オリオールズの2番打者ガーナー・ヘンダーソンに走者一掃の適時二塁打を浴び、3点の追加点を許した。その後も続投し7回まで投げ切ったが、この日は味方の援護がなく今季9勝目とはならなかった。
この試合で白星を手にすることはできなかったが、偉大なレジェンドを超えて新記録を達成した。6回2死に相手7番打者のラモン・ウリアスから空振り三振を奪ったダルビッシュは、これで通算1919三振をマーク。野茂英雄氏が記録していた通算1918三振を超えて、日本人投手最多奪三振記録を更新した。
日本人新記録を達成したダルビッシュに米メディアから祝福の声が上がった。MLB公式X(旧Twitter)アカウントは「ダルビッシュはヒデオ・ノモを抜き、日本出身投手の最多奪三振記録を更新した」と投稿。続けて「ダルビッシュが歴史を作った!」と、新記録を樹立した右腕を祝福した。