巨人22歳が覚醒の予感…先発ローテを勝ち取れるか 期待される「菅野の穴」

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西舘が新フォームで躍動した姿を見せた(C)産経新聞社

 リーグ連覇、日本一奪回を目指す巨人では昨年15勝をマークした菅野智之の穴をいかに埋めるかも大きなテーマとなっている。

 昨季、リーグ最多勝、貯金12を作ってエースの矜持を示した右腕の穴を阿部慎之助監督は1人の投手が背負うのではなく、複数の若手で埋めてもらいたいと願っている。

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 その意味でまず先陣を切って、快投を示したのは11日に行われた紅白戦、白組先発としてマウンドに上がった西舘勇陽だった。

 まだ肌寒い2月初旬の段階でありながら最速154キロをマーク。先頭の若林楽人を追い込んで、変化球で空振り三振を奪うと、続くドラフト1位ルーキーの石塚裕惺は直球で見逃し三振。最後は岡田悠希に対し、直球でニゴロに仕留めた。

 昨年のルーキーイヤーは高速クイックが話題を集めたが、先発転向となる今季は改めて足をしっかりあげてためを作る新フォームにも着手している。のびやかなフォームから繰り出される直球は力強さが増しており、今後激化する先発争いに向けて、まずは順調なスタートを切った。

 昨季はチーム構想にしたがい、まずは中継ぎとしてキャリアをスタート。主に救援投手として28試合に登板し、1勝3敗1セーブ、20ホールド、防御率3.82と存在感を示した。

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