4回転アクセル習得を目指す羽生に中野友加里「4回転アクセル無しでも勝てる選手」
フィギュアスケートのソチ五輪、平昌五輪代表で昨季男子シングル史上初となる「スーパースラム」を成し遂げた羽生結弦。
これまで様々な偉業を達成し続けてきた羽生だが、そんな彼が次に成し遂げようとしていることの一つといえば「4回転アクセル」だろう。
この4回転アクセルについて、元フィギュアスケーターで現在は解説者として活動中の中野友加里さんが、元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴が様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTube「田中大貴のアスリートチャンネル」にゲスト出演し、羽生がこの大技に取り組む上でのポイント、そして難しさについて解説した。
たかだか半回転と思うかもしれないが・・・
羽生が習得を目指す4回転アクセルについて、羽生のコーチであるブライアン・オーサーは以前インタビューで「トリプルアクセルと4回転アクセルでは跳び方が違う」と話していたというが、これについて中野さんはこう話している。
「4回転と4回転半では全然違います。たかだか半回転と思うかもしれませんが、その半回転がものすごく苦労するものなんです。そして、アクセルだけ唯一前に踏み切るジャンプですが、前に行く時こそ力が入りにくい。その中で羽生選手はアクセルジャンプが得意ということも4回転半を跳べるという要素として揃っているポイントの一つかなと思います。」
そして中野さん曰く、羽生はこれに加え「高さ・幅・回転速度」も備わっているため、力を抜いた状態で、いかに細かく細く回れるかが成功に繋がるポイントだという。