頼れる先輩のバットを“力”に…燕の快足27歳、直近4試合で打率は「4割超え」打撃向上で飛躍へ

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 そんな独立リーグ出身の27歳は、必死で牙を研いできた。試合前の練習から入念に準備を進める。ティー打撃で使用しているのは、チームメイトであり、先輩である西川遥輝からもらったバットだ。

 プロ15年目33歳の西川が試合で使用しているバットは「長くて重たい」と話し、「ティー(打撃)で使って、スイングスピードや力がつけられれば」と、練習で使用して試合に備えている。

 昨季終了後、オフに西川と自主トレを共にした岩田は「遥輝さんは何かあれば言ってきてくれる。僕から聞くこともある。話しやすいし、いろんな面でお世話になっています。気づいたらパッと言ってくれる」と、西川を頼れる先輩と慕っている。

 西川も「チームなので、助け合いだと思っている。みんな活躍するのが一番いいと思う」と、岩田は同じ外野の“ライバル”でもあるが、助言を惜しまない。

 先輩のバットを“力”に変え、岩田には巡って来たチャンスを一緒につかみたい仲間もいる。同じ独立リーグの信濃グランセローズ出身で、共に育成から這い上がって来た赤羽由紘だ。

 岩田は3つ歳下の赤羽について「一緒のところからプロに入って、立場、状況が同じで、今も同じように1軍にいられてる。負けたくないという思いはありますけど、一緒に頑張れたらな」と、切磋琢磨しながら、共にチームの主軸として活躍する姿を思い描いているようだった。

 「もう少しチャンスを広げたり、つくれたり、ものにできたり、そういうバッティングができたらと思います」

 苦しいチーム状況の中、打撃でチームに貢献するために、課題にも全力で取り組む姿勢がある。背番号「64」は懸命にバットを振り続ける。

[文:別府勉]

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