トレンディエースが語る吉田輝星、ハンカチ王子の現在地「3年で成績を残せなかったら…」
日本ハムファイターズのエースとして、3年連続15勝、5年連続2桁勝利と大活躍。野球の実績だけでなく、ルックスの良さでも注目され、トレンディエースと呼ばれるなど、女性からの人気も高かった西崎幸広さん。
現在は、野球解説者としてさまざまなチームを見ている西崎さんに、6月12日のデビュー戦、プロ初勝利をあげ、7月11日のフレッシュオールスターにも出場した吉田輝星について話を聞いた。
まだまだ伸びる!期待の大型新人
―初先発で、みごと勝利した吉田輝星。西崎さんはどう見ましたか?
西崎:緊張していたんだろうけど、立ち上がりは良くなかった。でも、三振を取ってからは腕が振れるようになって良かった。球の伸びも良いので、スピードガン以上の球速をバッターは感じていると思いますね。高校時代は小さい、細いっていうイメージがあったけど、筋肉がついて身体もしっかりしてきたので、これからが楽しみですね。
―今後、さらに活躍するために必要なものはありますか?
西崎:ストレートにしても、変化球も非常に良いものは持っている。カーブとスライダーを投げるけど、これから勝ち続けるには、もうひとつ球種がほしいですね。いま、勝負球の8割はストレートです。このストレートを磨きながら球種を増やせば、もっと投球に幅が出て、さらに良くなると思いますね。
「ゆうちゃん vs マー君」高校野球を盛り上げたふたりの今
一方で「ハンカチ王子」として一世を風靡し、即戦力として日ハムへ入団したにも関わらず、二軍でくすぶり続ける「斎藤佑樹」についても聞いた。
―田中将大選手(ヤンキース)との夏の甲子園決勝は盛り上がりました。
西崎:テレビで、「いつまで『マー君』、『ゆうちゃん』で良いか?」っていう特集があった記憶がありますね(笑)。甲子園決勝で戦った後、違うキャリアを歩んだ田中将大と斉藤祐樹。この10年で大きな差がつきましたね。片やメジャーで活躍する選手、片や二軍でくすぶっている…斎藤佑樹も、もう31歳ですからね。