新球場1号は野村佑希!日本ハム本拠地移転と球団最多178本塁打の意外な関係

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若き4番として期待を集めている野村。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 ようやく新球場でチーム1号が出た。

 日本ハムが今季から本拠地にする「エスコンフィールド」で、若き4番・野村佑希(22)が初本塁打を放った。14日西武戦の3回2死一、三塁で、チームトップとなる3号決勝3ランを左翼席へ運び、勝利に導いた。

【動画】エスコン1号を放った野村の豪快アーチ





 開幕カード以来となったエスコン4試合目で、待望のチーム初本塁打に野村は「1本目は1人しかできない。4 番としてホームランを打てたのはすごくうれしい」と喜んだ。プロ入団時から「新球場での開幕4番、1号本塁打」を宣言してきただけに、「公約」を実現させた形だ。

 有言実行?といえば、エスコン開場時に新庄剛志監督(51)が話した「シーズン260発」発言を覚えているだろうか。昨年までの本拠地・札幌ドームに比べて両翼がせまく、フェンスの高さが半分以下となった新球場に「12球団で一番せまいんじゃないかな。今年は最低でも(年間チーム本塁打)260本打てそう」。冗談めかしながら、プロ野球最多259本塁打を放った巨人(2004年)を引き合いに奮起を求めたが、実際はシーズン開幕12戦6本と、そううまくはいかない。

 現実的には、日本ハムが2004年にマークしたシーズン歴代最多記録となる「178本」が、最初の目標になるだろう。04年といえば、現役時代の新庄監督が日本ハム移籍1年目シーズンで、チーム3番目の24本塁打を放った。札幌ドーム本拠地移転1年目に「新庄劇場」で北海道のファンを熱狂させた。高いモチベーションに追随したチームはセギノールが最多44本、高橋信二が26本とアーチを量産し、シーズンは3位フィニッシュ。2006年、2007年のリーグ連覇につながる「芽」が確実に見えた年ともいえる。

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