日本ハム・斎藤佑樹引退!「ハンカチ王子」貫き通した矜持とは
日本ハムの斎藤佑樹投手(33)が今季限りで引退することを1日、球団が発表した。
斎藤といえば早実時代の2006年夏の甲子園で駒大苫小牧の田中将大(現楽天)と投げ合った試合で一躍有名に。顔の汗をハンカチで拭く仕草から『ハンカチ王子』の愛称で人気を博した。その後、早大に進学し、10年にドラフト1位で日本ハムに入団。11年は19試合に登板し6勝6敗、防御率2・69をマーク。これがキャリアハイの成績となった。近年は故障に悩まされ、17年の1勝を最後に勝ち星には恵まれなかった。
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斎藤は球団を通じ「今シーズン限りでの引退を決断いたしました。ご期待に沿うような成績を残すことができませんでしたが、最後まで応援してくださったファンの方々、本当にありがとうございました。約11年間、北海道日本ハムファイターズで最高の仲間とプレーすることができて幸せでした」とコメントを発表している。
プロとしての成績は確固たるものを残せなかったが、斎藤の場合は「持っている男」としても有名だった。「佑ちゃんが中継ぎで投げる試合で、なぜか味方が逆転したりといったことはよくあった。何よりもこの成績でプロ野球の世界に11年間もいられたことが奇跡。最近はファームでも後輩の育成にいそしんでいたとも聞く。今後はいい指導者になれるのではないか」(球界OB)。