2024年のF1世界選手権がいよいよ開幕 4年目の角田裕毅に膨らむ初表彰台の期待

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 ホンダエンジンではこれまで通算89勝を挙げている。2021年を最後にF1のワークス活動に終止符を打ったものの、その後もパワーユニット(PU)の供給は継続。ただし、記録上はホンダとしてはカウントされていない。22年は「レッドブルパワートレインズ(RBPT)」の名義で17勝。昨季は「ホンダRBPT」のPU名で22戦中21勝を挙げており、実際には127勝を計上している。日本製エンジンでは他に無限ホンダが通算4勝を記録している。

 今季のチャンピオン候補はシリーズ4連覇がかかるレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)。開幕前に来季のフェラーリ移籍を発表した元王者のルイス・ハミルトン(英国)にとってはメルセデスでの最後のシーズンとなる。このほか、プレシーズンのテスト内容を推察すると名門フェラーリ、マクラーレンの調子も良さそうだ。

 RB以外に新たなチーム名となったのはアルファロメオ改めステークF1(キックザウバー)。新人ドライバーは1人もおらず、イタリア人、ブラジル人は今季もゼロ。

 史上最多のシーズン24戦が組まれ、メインの決勝レース以外に実施される短距離レースのスプリントは第5戦中国、第6戦マイアミ(米国)、第11戦オーストリア、第19戦アメリカ、第21戦サンパウロ(ブラジル)、第23戦カタールGPの計6戦。

 まずは角田が開幕戦でどれだけ上位に食い下がることができるかが見ものだ。シーズン序盤で旋風を巻き起こせば、シーズン途中のレッドブルへの電撃移籍も十分にあり得る。

【F1エントリーリスト】
チーム名      車番 名前(国籍)
レッドブル     1  マックス・フェルスタッペン(オランダ)
          11 セルジオ・ペレス(メキシコ)
メルセデス     44 ルイス・ハミルトン(英国)
          63 ジョージ・ラッセル(英国)
フェラーリ     16 シャルル・ルクレール(モナコ)
          55 カルロス・サインツ(スペイン)
マクラーレン    4  ランド・ノリス(英国)
          81 オスカー・ピアストリ(オーストラリア)
アストンマーティン 18 ランス・ストロール(カナダ)
          14 フェルナンド・アロンソ(スペイン)
アルピーヌ     31 エステバン・オコン(フランス)
          10 ピエール・ガスリー(フランス)
ウィリアムズ    23 アレクサンダー・アルボン(タイ)
          2  ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
RB        22 角田裕毅(日本)
          3  ダニエル・リカルド(オーストラリア)
ステーク      77 バルテリ・ボッタス(フィンランド)
          24 周冠宇(中国)
ハース       20 ケビン・マグヌッセン(デンマーク)
          27 ニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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