注目集める角田裕毅の去就 レッドブル入りの夢はついえたかに見えたが…来季の途中昇格の可能性はあり!?
角田のレッドブル入りはついえたかに見えるが、そうでもない。レッドブルはセカンドドライバーの人選で成功したことが少ないからだ。フェルスタッペンのチームメートに起用されたピエール・ガスリー(アルピーヌ)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)はのちに不適格のレッテルを貼られて解雇。ペレスも2001年から通算5勝を挙げたが、今季は第5戦中国GPを最後に表彰台がなく、いったんは来季の残留が発表されながらパフォーマンス不足を理由に契約を打ち切られた。
ローソンは昨季から計11戦にRBの一員として出場したが、いずれもシーズン後半戦。欧州のF1は23年にオランダ、イタリアの2戦を経験したのみだ。これではペレスよりもチームの足を引っ張る可能性があり、苦戦が続けばシーズン中に角田とスイッチすることも十分にあり得る。
今季のレッドブルはシーズン後半で大失速し、第11戦以降はわずか2勝。この惨状を踏まえれば、来季はかなり苦戦する恐れもある。ローソンでは事態を打開できないと判断されれば、おのずと角田にお鉢が回ってくる。果報は寝て待てだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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