レッドブル昇格からの3レースの評価は? 角田裕毅のパフォーマンスを各国識者が診断「順調なスタート」「成果には結びついていない」

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角田には結果が求められている(C)Getty Images

 米国モータースポーツ『Motorsport.com』が5月1日、角田裕毅のレッドブル昇格から3レースを振り返る特集記事を配信した。トピックは「ユウキ・ツノダはレッドブルの判断が正しかったと証明できているのか?」と銘打たれており、同サイトで活動する各国ジャーナリストによる、日本人ドライバーの過去3戦についての見解が綴られている。

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 オランダ出身のジャーナリスト、ロナルド・フォルディングは角田のレッドブルでの出だしを、「順調なスタートだが、さらなる精度が求められる」と評価。昨年からセカンドドライバーの苦戦が続いた中で、Q3進出を果たした実績も称えながら、今後に向け、「ツノダがすべきことはただ1つ。Q3に進出し、安定してポイントを持ち帰り、できる範囲でチームに貢献することだ」と説明。マックス・フェルスタッペンのサポートに徹していくことで、「昇格は正解だったと証明できるだろう」と見通している。

 また、イタリア人記者であるロベルト・チンチェロ氏も、「今回は正しい選択だった。ツノダはレーシング・ブルズで経験を積み、レッドブルで求められる困難とプレッシャーに対応できる状態に達している」として、角田の経験値を評しながら、「問題だったのは、昨年12月にリアム・ローソンを昇格させたことだ」と指摘。首脳陣が下した決断について、「(角田の昇格の)タイミングが遅すぎた」と苦言を呈している。

 一方、リザルトについてやや厳しい意見もある。同サイトのスペイン版で執筆を行う、ホセ・カルロス・デ・セリス氏からは、「ツノダのレッドブルでの最初の数戦は希望を感じさせる一方で、まだ成果には結びついていない。バーレーンでポイントを獲得した直後、ジェッダではスタート直後にクラッシュ。チームに自身の正当性をアピールするには最悪の展開だった」と振り返っている。

 他にも、「数字の面で言えば、ツノダがローソンよりわずか2ポイント多く稼いだに過ぎず、しかも1戦多く走っての結果だ。これは、フェルスタッペンのタイトル争いを支援し、コンストラクターズ4位転落を避けたいレッドブルにとっては、まだ物足りない」などと、より上位でのフィニッシュが必要と説いている。

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