表彰台でシャンパンがぶ飲み…フェルスタッペンの“抗議行動”が波紋 元F1レーサーが苦言「プロ意識に欠け、失礼な行為だ」

表彰台でシャンパンをがぶ飲みするフェルスタッペン。(C)Getty Images
F1界の絶対王者の振る舞いが波紋を呼んだ。
物議を醸したのは、現地時間4月20日に行われたF1の今季第5戦のサウジアラビア・グランプリ(GP)の決勝で、2位となったレッドブルのマックス・フェルスタッペンが表彰台で見せた振る舞いだ。
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まさかのペナルティーを科されていた。決勝にポールポジションで臨んだフェルスタッペンだが、1週目に好スタートを切ったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と横並びになると、ターン1でコースアウト。
ターン2でピアストリとの接触を避けるようにランオフエリアに飛び出したフェルスタッペンは、ショートカットをしながらふたたびトップでコースに戻る。しかし、この走りを見たスチュワードが即座に5秒のペナルティーを科した。
この“罰”の影響は大きく、フェルスタッペンはピアストリに2.843秒差の2位でフィニッシュ。レース後には「それについては話さない方がいい。この件について何かを言えばトラブルに巻き込まれるかもしれない」とスチュワードの苛立ちを抑え込むように漏らした。
ただ、カリスマは自身の苛立ちを表彰台で見せていた。通常は1~3位の3人でシャンパンをかけあって、互いの労をねぎらうのだが、フェルスタッペンはその場に突っ立って、手にしたシャンパンボトルをがぶ飲み。ピアストリはもちろん、3位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)とも祝うこともせずにグビグビと飲み続けたのだ。