「友人だから、なおさら痛い」角田裕毅、サウジGPで接触したガスリーへの想いを吐露 ホーナー代表は擁護「避けられないアクシデントだった」

まさかのクラッシュでリタイアした角田。次戦ではポイントを獲得したい(C)Getty Images
2戦連続ポイント獲得も期待されたが、まさかのアクシデントに見舞われた。
現地時間4月20日(日本時間21日)に行われたF1第5戦サウジアラビアGP決勝でレッドブルの角田裕毅は、スタート直後に起きたアルピーヌのピエール・ガスリーとの接触が原因となり、リタイヤという結果で終えている。
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8番手からスタートした角田は、コース幅の狭いターン4でアウト側から追い越しを仕掛けてきたガスリーと接触。弾き出されるように2台ともマシンをウォールにクラッシュさせてしまう。ガスリーはそのままストップとなり、角田も何とか走行を再開させピットに戻るもマシンの損傷が大きかったため、レース続行を断念。角田は今季5戦目にして初のリタイヤとなった。
レッドブル移籍から3戦目、予選での順位も少しずつ上げてきていた角田にとって、アクシデントでのリタイヤはまさに痛恨の結果に他ならない。スタート早々、思わぬ形でレースを終えることとなった悔しさは、グランプリ終了後に伝えられたコメントにも表れている。
英メディア『PITPASS.COM』がサウジアラビアGPのリザルトや各チームのドライバー、スタッフのコメントを紹介するトピックを配信。その中で、レース後に角田が語った以下のような言葉が綴られている。
「今日はレース序盤でアクシデントに巻き込まれてしまい、本当に残念だった。あの時点では完全に自分のコントロール下にあったし、カルロス(サインツ/ウイリアムズ)もすぐ目の前にいて、起きたのがこのサーキットで一番狭いコーナーだったこともあって、自分には逃げ場がなかった。なんとか接触を避けようとできる限りのことはしたけど、結局リヤウイングにダメージを負ってしまって、安全にレースを続けることができなかった」