「イライラする」角田裕毅、“不可解ダウン”に本音 ドライバー泣かせのマシンを操る難しさ「プッシュしようとすると予測できない動きになる」

レッドブルが仕上げたマシン『RB21』。その操作は角田にとっても小さくない課題となる。(C)Getty Images
操作困難とされるマシンへの適応はやはり容易ではない。現地時間4月19日に行われたF1第5戦のサウジアラビア・グランプリ(GP)予選で、レッドブルの角田裕毅は昇格後では最高位となる予選8番手に食い込んだ。
【動画】曲がり切れずにマシンが大破 危ない角田裕毅のクラッシュシーン
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が「今、ユウキは本当にこのマシンとチームで自分のやり方を見つけつつある。彼の落ち着きぶりには感心している」と評したように、結果的には良いパフォーマンスを披露した。
しかし、角田本人はチームを通じて「8番手で終えられてまずまず。でも、Q3最後のラップは混乱してしまい、もっと良い結果を期待していた」と吐露。ランド・ノリス(マクラーレン)のクラッシュによって赤旗中断となったQ3での失速を悔やんだ。
Q3の一回目のアタック時に生じたアクシデントが原因ではあった。それでも高みを見据える角田は、「まだ半分も理解していない」と語るマシン『RB21』に対する不安も口にする。
19日のレース後にF1公式サイトなどで「プッシュしようとすると予測できないことが起きる。だから1周をうまくまとめるのがかなり難しい」と語った角田は、レース中に攻め込んだ局面で、コントロールを失う『RB21』に頭を抱えた。
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