レッドブルのフェルスタッペンに「産休・育休」取得の可能性浮上 同僚の角田裕毅が代理エースとなるかも

フェルスタッペンの動向次第で角田の立ち位置も変わりそうだ(C)Getty Images
レッドブルの王者マックス・フェルスタッペンが5月に“パパ”になるのに伴い、今後はどこかのタイミングで1年間にわたって産休と育休を取る可能性が出てきた。英紙『The SUN』など英メディアが伝えた。
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元F1王者、ネルソン・ピケ氏を父に持つ交際相手のケリー・ピケさんが昨年12月に妊娠したことが公表されており、出産予定日は5月6日。第6戦マイアミGP(5月4日決勝)と第7戦エミリアロマーニャGP(5月18日決勝)の間で出産には立ち会えそうだが、問題はその後だ。
第3戦日本GP(6日決勝)で今季初優勝を果たしたとはいいながら第4戦バーレーンGPでは優勝戦線に絡むことができず6位。予想外の苦戦にフラストレーションがかなりたまっていると言われており、新レギュレーションとなる2026年に向けてもパワーユニットが実質的には自社製作で、戦闘能力は未知数。不振をかこち優勝争いすらできない恐れもある。そこで考えられるのが産休、育休の取得だ。
ネックになっているのはレッドブルと交わした選手契約の期間が2028年まであること。同紙によると、マクラーレンのランド・ノリスは「彼は永遠に記憶に残るためにF1にいるわけではない。レースに出て、優勝して、家に戻る。それだけ。マックスは何でも好き勝手にできる」とし、2026年を“育休”に充て、家族と触れ合う時間を作ることも考えられる。もちろんその裏には戦闘能力の低いマシンで走って平凡な成績に終わりたくないという思いがあるといえる。