「本当に最悪だった」角田裕毅、昇格後最高位での決勝進出も納得せず レッドブル首脳陣は“2番手の働き”を評価「満足している」

サウジGPで好レースを見せ続ける角田。(C)Getty Images
現地時間4月19日に行われたF1第5戦のサウジアラビア・グランプリ(GP)予選で、レッドブルの角田裕毅は昇格後最高位となる予選8番手に食い込んだ。
【動画】曲がり切れずにマシンが大破 危ない角田裕毅のクラッシュシーン
5番手と好位置でQ1突破したこの日の角田は、続くQ2でも7番手と好位置をキープ。並み居る強豪との争いの中でも、しっかりとまとめあげ、最終のQ3へと進出した。
しかし、ここでレースにアクシデントが生じる。角田が1回目のアタックに入ろうとした瞬間に、ランド・ノリス(マクラーレン)がクラッシュ。これにより赤旗中断となったのだ。
Q3で2回のアタックを予定していた角田だが、1回目で不運にも躓いたことで、チームは一発勝負を決定。しかし、中断によってリズムに狂いが生じた24歳は、細部で精彩を欠き、タイムを伸ばしきれずに8位フィニッシュ。過去7か月間におけるレッドブルのセカンドドライバーで最高の予選結果こそ残したが、本人は無線で「ごめん。本当に最悪のラップだった」と肩を落とした。
何はともあれ、入賞圏内に入って決勝を迎える。自身が「目標」とし、レッドブルとしても評価に値するポイント獲得が十分に狙える位置につけた角田は、上々の走りを見せたと言えよう。
1 2