表彰台でシャンパンがぶ飲み…フェルスタッペンの“抗議行動”が波紋 元F1レーサーが苦言「プロ意識に欠け、失礼な行為だ」
本人からすれば、“憂さ晴らし”という想いもあったのかもしれない。ただ、他のレーサーたちへの敬意にも欠ける行動には批判も噴出した。元F1ドライバーで、元スチュワードでもあるジョニー・ハーバート氏は、英紙『The Independent』で「彼が表彰台でシャンパンを飲んでいるのを見たが、オスカーやシャルルと一緒に祝うことはなかった。4度のワールドチャンピオンに輝いたドライバーとして、あれはプロ意識に欠け、失礼な行為だ」と断じた。
「敗北には寛大さも必要になる。人々がどうして『不公平なペナルティーだった』と主張するのか、私には分からない。反論をする人たちは、おそらくレースマシンに乗ったこともないし、ましてやF1マシンに乗ったこともないだろうから全く理解していない」
さらに5秒ペナルティーに「とても厳しかったと思う」と語ったレッドブル陣営に対してハーバード氏は「時には自分の間違いを認めてポジションを返さなければならない時もある」と断言。「いずれにしてもあれは間違っている。ああいう風であってはいけない」とフェルスタッペンの振る舞いに苦言を呈した。
現時点でドライバーズランキングでも1位のピアストリから12ポイント差の3位に甘んじているフェルスタッペン。レッドブルとの関係性がさまざまに語られ、忙しない日々を送る中で、4連覇中の王者が巻き返しを図れるか否かは大いに注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】4連覇中の王者フェルスタッペンを「倒せる」と豪語 角田裕毅が“エース”に異例発言 その背景は?「今はそれほど離れていない」
【関連記事】【F1】角田裕毅のセカンドシート問題にマクラーレン元スタッフが"ダメ出し" 「ローソンの時代とほとんど変わっていない」
【関連記事】電撃降格も「自信は変わってない」 角田裕毅との交代を余儀なくされたローソンが心境吐露「あの車でラップをまとめるのは難しい」