「ポイントは取らなきゃダメだ」難題のRB21マシンに不適格!? 日本GPで失速した角田裕毅に元日本王者が苦言「まだ実力がない」

ローソンとのシート交代でレッドブルの一員となった角田。その初陣に苦言が飛んだ。(C)Getty Images
常勝軍団で生き残れるかどうか。去る3月27日にF1の名門レッドブルに昇格した角田裕毅には、さまざまな意見が飛んでいる。
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4月4日に三重・鈴鹿サーキットで開催された日本GPを前に、今季からレッドブルのセカンドドライバーとなったリアム・ローソン(ニュージーランド)とのシート交代が決まった角田。迎えた凱旋レースでは、操作が困難とされるマシン「RB21」に苦戦。Q1では全体7番手の1分27秒967をマークする上々の走りを見せたが、Q2以降は失速。結局、決勝12位とポイントの獲得には至らなかった。
関係者が「(マックス・)フェルスタッペン以外にドライビングできない」と嘆くRB21に初めて乗り込んだ角田だけに、Q1でのパフォーマンスを強調する形で評価する声は小さくなかった。一方でやはりQ2以降の低迷を不安視する意見も上がった。
かつてフォーミュラ・ニッポンで年間チャンピオンになったトム・コロネル氏は、オランダの専門サイト『Racing News 365』で「ツノダはまだ、あのマシンにふさわしい実力を持ち合わせていない」と糾弾。「そうでなければ、彼はもっと積極的になっていたはずだ。まずは実力を身につけることを優先すべきだ」と指摘した。