「大谷も村上もパワーヒッターだけど」元鷹・グラシアルが語った侍ジャパンの警戒ポイントは?
(C)CoCoKARAnext
WBCキューバ代表で、昨年まで福岡ソフトバンクホークスで5年間プレーした、ジュリスベル・グラシアル。キューバ代表としてプレミア12、WBCに出場経験のあるグラシアル選手に、侍ジャパンで警戒する選手や代表としての意気込みを聞いた。
ソフトバンク在籍5年で3度の日本一、2019年の日本シリーズではMVPを獲得するなど、チームの連覇に大きく貢献したグラシアル。同リーグには、2年連続投手5冠の山本由伸投手(24)や完全試合達成の佐々木朗希投手(21)、2022年最多セーブの松井裕樹投手(27)などが顔をそろえるが、NPB通算成績は打率・293、ホームラン59本、178打点と好成績を叩き出した。
【関連記事】「こんなマジメな外国人選手は初めて」誰からも愛された元・鷹グラシアルの人間力「日本で成功するためには、日本人より努力が必要」
「速いボールを投げられる投手や変化球が素晴らしいピッチャー、足の速い選手やパワーのあるバッターなど、さまざまなプロフェッショナルが集まっているのが日本のプロ野球だと感じていました。どの選手も尊敬できる選手で、一人に絞るのは難しいですが、多くの選手が印象に残っています。だからこそ、チームメイトはもちろん、相手チームの選手でも、どういう練習をしているのかとかを観察したり、いろいろな人から学ぶようにしていました。そういったことを続けたことで、日本の野球に対応できたと思っています」
上記で挙げたピッチャー陣のほか、ソフトバンク時代のチームメイトであった甲斐拓也選手(30)や周東右京選手(27)も侍ジャパンに選出されている。対戦相手としての元同僚をこのように観察している。
「甲斐はナンバーワンのキャッチャーだと思っています。甲斐のイメージは速いキャッチャー。ボールを取ってからの送球が速いし、ボールも伸びる。常にランナーやバッターの次のことを考えて動いているから、なかなか簡単にいけるキャッチャーではないです。そこをどう攻略するか。ランナーとしてはどうするか、バッターとしてはどうするか、研究しないといけない」