「秋広に対してホームランは望んでない」衝撃の大型トレードのその後、リチャードと秋広の合流後のパフォーマンスの違いを球界OBが考察 「リチャードの淡泊さ」も指摘
秋広もすでに移籍後、本塁打を放っている(C)産経新聞社
5月12日に巨人、ソフトバンク両球団から発表された大型トレード。
巨人は主砲、岡本和真を故障で欠く中、右の長距離砲を緊急に求めて、砂川リチャードに白羽の矢を立てたとされる。交換要員は巨人から秋広優人とこちらもロマン砲となったことで大きく注目を集めた。左腕の大江竜聖も含む1対2の大型トレードのその後にも球界内からも考察の声が上がっている。
【この差は何⁉︎】3試合でお立ち台の秋広優人と痛恨のサインミスで二軍降格のリチャード!トレードで分けた明暗について迫る!【プロ野球】
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は20日に自身のYouTubeチャンネルに「【この差は何!?】3試合でお立ち台の秋広優人と痛恨のサインミスで二軍降格のリチャード!トレードで分けた明暗について迫る!【プロ野球】」と題した動画を更新。ロマン砲どうしの交換となった今回のトレードについて独自の見解を語っている。
まず今回のトレードに関して「両方活躍するというのはなかなか難しいからな」と高木氏。
現状では先のDeNA戦で移籍後初ホームラン含む、3試合連続打点でお立ち台を経験するなど、今後に期待を抱かせる内容となった秋広と、サイン見落とし、打率0割台で再調整となったリチャードには差がついているとした。
その上で秋広に関しては巨人時代とは違ったアプローチをソフトバンクは行っていると指摘。
「秋広に対してホームランは(球団が)あまり望んでないもんね」とコメント。
「アベレージという意味では秋広に求められていること」と、自身も目指すアベレージバッターとして方向性が一致していることも大きいとした。
秋広に比べて「リチャードに対して求められているのはホームラン」として、「求められていることの難しさは全然リチャードのほうが高いよね」 「だからそこらへんでの気の毒さは(リチャードには)あるにしても、秋広はすごくよくやっているなと思うよね」と評価した。






