「秋広に対してホームランは望んでない」衝撃の大型トレードのその後、リチャードと秋広の合流後のパフォーマンスの違いを球界OBが考察 「リチャードの淡泊さ」も指摘
秋広に関してはキャリアも生かされているとした。
23年には10本塁打、クリーンアップも経験するなど、将来の主軸にと期待される成績も残した。
この点について高木氏も「原(前)監督がさかんに使ったときに、10本塁打。実力は本物だったなという、今、証明に入っているよね」と潜在能力の高さは認められてきたと指摘。続けて「だから使い続けてあげると彼の良さは出てくるし、しぶとさも出てくる」と後押しする。
DeNA戦3戦目となった15日のゲームでは1点を追う8回にDeNAの救援、ローワン・ウイックの直球を捉え中前へ運び、値千金の同点打をマークした。
その打撃シーンを振り返り、「何とかしたい、ミートしたい、ミートすれば何とかなるみたいな姿勢が出ているよね 一生懸命食らいついているなと思う」と必死さも感じるとした。
一方、現在ファームで調整を進めるリチャードに関しては、降格が決まったときのコメント内容が気になるとした。
12日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)の6回無死一塁でエンドランのサインが出たにも関わらず、サインを見落としたことで阿部慎之助監督が二軍落ちの決断を行った。打率も・095と低迷していた。
降格に際して、「今、野球やっていても打てる気はしなかった」「1軍で出ながら探していても迷惑なので、これだというものが今はなかったので、つかめるようにしたい」とコメントしたと報じられた。
このコメントに関して高木氏も「リチャードの淡泊さ」が気になるとしながら、「『何様?』という感じの…、もう1軍で300本ぐらいホームラン打っている人のコメントだよね。なんとか食らいつけていけんのかと思うけど」と、闘争心が感じられないと指摘。
問題となったエンドランのサインにしてもベンチも打てないリチャードを後押しする意味も含まれていたと見る。
その意味でも「打てる気がしなかった」というコメントに集約される後ろ向きな姿勢には、「弱気を人に見せると、もう誰も助けてくれなくなる」と手を差し伸べてくれる人のためにもポジティブに野球に向き合う必要があるとした。
「シーズン終わらないと。なかなかこれからも変わってくるだろうし」と2人の成長曲線は変わっていく可能性もあるとしながら、活躍を願い、背中を押すことも忘れなかった。
ともに球界を代表するロマン砲、なかなか多くの選手が持てない長打力を持つだけに今後もどのように野球人生を歩んでいくのか。注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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