羽生結弦、「現代用語の基礎知識2023」の表紙の一人になった「凄み」とは
そしてこう続けるのです。
「例えば10月15日の朝日新聞朝刊のオピニオン欄『耕論』では、「『羽生結弦』である理由」が3人の識者によって語られていました。『耕論』は朝日の中でも硬派な読み物として、読者の注目度も高い。ここで『~である理由』という紙面が成立するアスリートが、他にいるのかって話です。いわばスポーツ界の枠を超え、挑戦し続ける人々に影響をもたらし、日本社会を前に進める存在になっている。そう考えれば、『現代用語の基礎知識』がゼレンスキー大統領と一緒に扱うのも、合点がいくでしょう」
スポーツにおいて結果は確かに大事。しかし、そこに到達しようとする「プロセス」も共感を呼んだのが、2022年の羽生結弦だったとも言えます。
数字だけでなく、その「姿勢」が評価されての表紙採用-。そう考えると、このアスリートの「凄み」が浮かび上がってきます。掛け値なしに、「今年の顔」に相応しいと、断言できるでしょう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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